<鎌倉へ(2)円覚寺>No.344

建長寺を後にした私たちは徒歩で北鎌倉駅前の円覚寺に向かいました。

円覚寺は建長寺よりちょっとだけ新しく734年前(1282年)の創建です。

円覚寺も建長寺と同じ臨済宗ですが、円覚寺のご本尊さまは釈迦如来さまです。

建長寺も円覚寺も拝観料は300円です。

円覚寺の拝観志納金のチケットの裏に素晴らしい文章が記されています。

大宇宙といのち

「無常」とは、何か絶対的なものがそうしようとしているのではなく、自然とそうなるしかない言いようのない宇宙の法則です。

大宇宙や太陽系、地球が出来てから刻々と変化し続け、その大きな変化の中に私たちはいのちをいただいているのです。

この変化し続ける大きな宇宙、エネルギーを仏、神、真理と名付けているのです。

私達はこの大宇宙、大きなエネルギーの中から生まれ、一時を生き、また大宇宙の中へ分散して帰っていくのです。

ですから大宇宙とわれわれのいのちは、本来1つなのです。

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私が敬愛する今は亡き物理学者、神坂新太郎先生はある講演の中で「お釈迦さまは宗教家ではなく最高の物理学者です」と話していました。

お釈迦さまは宇宙の真理を説いてこられました。

それは教えとして「宗教」(仏教)として広まりましたが、実は宇宙の法則である「物理」を説いていたのです。

円覚寺のご本尊が釈迦如来さまなので、この言葉が身にしみます。

宝冠釈迦如来坐像が安置されているご本殿の天井には迫力のある龍神さまが描かれていました。

実は先ほどの建長寺にも龍王殿があって立派な龍神さまの天井が拝めたはずなのですが何かイベントがあったのか閉まっていてお会いすることができませんでした。

龍神さまとは神仏の配下にいて大きな御力を持っている強力なご存在です。

または神仏そのものが必要なときに龍の姿に変わって働きをされます。

地球神である国常立大神さまは大きく移動されるときは巨大な金龍になるそうです。

またククリヒメノ大神さまも祓い清めの大きなお働きをされるときには九頭龍のお姿になるそうです。

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もともと神仏とは「光」の球体です。

球体が動く時には流線形を描き、まるで龍神のような「弧」を描き出します。

球と弧で描かれた曼荼羅は宇宙の法則(働き)である神聖幾何学(フラワーオブライフ)になります。

太陽界(金剛界)曼荼羅と太陰界(胎蔵界)曼荼羅は、仏教という宗教の中で継承されてきましたが、仏尊さまのお働きが凝縮された宇宙法則の幾何学なのではないでしょうか・・・

人類史上最大の天才であるお釈迦さまは知っていたのではないかと思います。

建長寺を拝観している最中から雨がしとしと心地よく降ってきました。

今思うと私達の真上に大きな龍神さまがいらして歓迎していてくれていたのかもしれません。

しっとりとした雨が北鎌倉の風景を濡らし鮮やかな色を見せてくれました。

鎌倉(3)に続く・・・

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