宇宙が大好きです。
宇宙の始まりは、ちょっと前は、
「物質と反物質があって、物質の方がちょっとだけ多かったから宇宙が生れた」
というものでした。
最近視聴した番組、村山斉先生の「コズミックフロントネクスト」を参考に気になることをまとめてみました。
宇宙には、ダークマター、ダークエネルギーがあってこれらが宇宙の始まりに大きく関係しています。
宇宙は、見える物質(原子)が5パーセント、
見えないダークマターが27パーセント、
ダークエネルギーが68パーセント、から成っています。
この絶妙なバランスが星や銀河を生成し、数多の生命、そして人類を生み出したということなのです。
星も私たちも、見えるところは、原子から出来ているからです。
原子の5倍くらいの量のダークマターは水素などを集める力で、星をつくりだします。
またダークエネルギーは重力とは反対に上に引っ張る力です。
空間が広がるとダークエネルギーも増えるそうで、その謎はまだ解明されていません。
でも、私たちの肉体も赤ちゃんから成長して身長も体重も増えていきます。
もちろんそこに細胞が詰まっていて、成長したからと言って細胞が薄まることはないですよね、
宇宙は「膨張宇宙」の名のとおり成長していると言えるのではないでしょうか・・・
このダークエネルギーの引っ張る力があるから、ダークマターによって集められた星がほどよい程に散っているということです。
ダークマターが多すぎたら、原子が集まりすぎて潰れてしまい全てはブラックホールになってしまう
ダークエネルギーが多すぎたら、原子は集まることが出来ずに全ては(素粒子のまま?)バラバラに拡散してしまう
絶妙なバランスでこの宇宙が生成されているということなのです。
そして宇宙があるから銀河が生れて星があり、そこに生命が生れている・・・
とても希少な世界に生きているのです。
さらに、マルチバースという宇宙論があります。
違うタイプの宇宙がたくさん生まれているけど、そのほとんどはダークエネルギーが強すぎて全てはバラバラのままで何も生れていないそうです。
地球上には、たくさん卵を産んでもほんの少ししか成長できない生命がたくさんいますよね、もしくは精子が卵子に出会う確率よりもずっとずっと低く・・・
マルチバース理論では、
1の後に0が500個つく数の宇宙が生れているけど
(100000000000000000000000000000000000000000000000000(これで50個です)・・・・・・・・)
その中で極まれにダークエネルギーの量がものすごく小さかったから、私たちの宇宙は生れたのだそうです。
ダークエネルギーが小さい理由の完全な物理法則はまだ見つかっていないそうです。
太陽系にハビタブルゾーン(生命居住可能領域)があって、
天の川銀河にもハビタブルゾーンがあって、
超銀河団にもハビタブルゾーンがあるかもしれないと、思っていたところに、
この大宇宙さえももっと大きな何かのハビタブルゾーン?なのか・・・
それとも、マルチバースの中の奇跡の1粒なのか・・・
ヒントは必ず、身近なところ(地球に)あるはず・・・?
宇宙は人間という観測者がいるから存在するという説もあるけど、あまりに人間中心で、やはり違和感があります。(説としては面白いけどね〜)
哲学的(オカルト的)思考と科学的思考が一致するところが必ずあるはずだと思うのです。
いろいろ説はありますが、人間の使っている「脳」は5〜10パーセントくらいと言われています。
でも使っていないとされる働きは?・・・よく解っていないです。
DNAも3パーセントくらいの解明で、残り97パーセントはジャンクDANと呼ばれよく解っていないのです。
よく解っていないだけで、脳もDNAもすべて必然性を持っていると思われます。
さて始まりがあれば終わりもある・・・この宇宙はどんなふうに終わるのか、
星が水素など宇宙にある燃料を使い果たすのは、100兆年も先だそうですが、宇宙の終わりの鍵は、やはりダークエネルギーによるようです。
ダークエネルギーの強さが今より強くなって膨張が加速するとすべてがバラバラになって素粒子に戻るのだそうです。
でももし、ダークエネルギーの強さが今と同じくらいだと、この宇宙は永遠に続くのだそうです。
(イメージしにくいですが・・・)
それでも銀河はダークマターのおかげで銀河の形を残していますが、隣の銀河とは遠く離れ、さらに空には1つの星も見えない世界になっていくのだそうです。
空にたくさん星があって、銀河のアームである天の川も観測できる豊かな世界に、今、私たちは存在出来ていることが、大宇宙の世界では奇跡らしい・・・
ダークエネルギーは、「大いなる宇宙の意志」のようです。
そして、この大宇宙の身体そのもののようです。
その中の細胞よりも小さい存在の私たちですが、ダークマターとダークエネルギーのバランスが程よいほどでなかったら生れていなかったのです。
神仏さえも存在していなかったでしょう。
肉体と精神のバランス
挑戦と継続のバランス
引きつける力は出会いになり、手放す力は別れになります。
小さな私たちもあらゆるバランスの上に日常を生きています。
それがすべての「生きる」エネルギーになっています。
なんのために私たちは「生きるのか」・・・
ただ、シンプルに「成長するため」にです。
成長はやがて進化になります。
膨張を続け成長する宇宙の中にいる私たちも、存在する理由は同じ「成長」なのです。
終わる前に、すべての謎が解き明かされている世界(高次の次元)があると信じて・・・
今はまだ成長している「膨張宇宙」に私たちは生きていきます。
それまでに何回、生まれ変われるのでしょうか・・・
「地球」以外の星での経験もいくつもするのでしょうか・・・
神仏界に生まれ変われるくらいになっているのでしょうか・・・