奈良での2日目は長谷寺に足を運びました。
2泊3日の京都奈良の旅は、西本願寺と知恩院、福智院、法隆寺と中宮寺への参拝が一番の目的でした。
出発前に石上神宮も行きたいなと思いつき、八坂神社は知恩院のすぐ近くでしたので思いがけずお参りできましたが、最後の日のスケジュールは決めていませんでした。
同行した友人たちと「明日はどこにいこうかね~」と前日も1日遅れの誕生日の乾杯をしてもらいながら(2日目から旅の仲間がみんな揃いました)「長谷寺に行きないね~」と決まりました。
同行者の中に詳しい人がいて教えてくれました。
鎌倉の長谷寺の十一面観世音菩薩さまと奈良の長谷寺の十一面観世音菩薩さまは、実は同じ時期に造られていて片方を海に流して流れついたの方が、鎌倉の長谷寺の十一面観世音菩薩像であるということなのです。
鎌倉の長谷寺では年に一度、毎年12月18日だけ十一面観世音菩薩さまのおみ足に触れることができて、衆生をお救いくださいます。
「十八日」は観世音菩薩さまの日であるということですが、「三十日秘仏」というのがあって「十八日」は観世音菩薩さまになっています。
長谷寺に着くとまた嬉しいことがありました。
知らないでいきましたが、なんと十一面観世音菩薩さまのおみ足に触れることができる御開帳の期間でした。
そしてその期間の中で、奇しくも観世音菩薩さまの「十八日」です。
お堂の中で下に降りてゆくと、はてまた圧巻の10メートルもある十一面観世音菩薩さまが立っておられました。
神社仏閣を含めパワースポットと呼ばれるところには、樹木、石、お像などに触れることができるところがあります。
しかし、私はよほどでないと触りません。
3次元では肉体を通じていろいろな波動、思念、氣を受けます。
「触る」ということで、より顕著になるからです。
騒がれているパワースポットだからといってその人に合った良い波動ばかりではないのです。
「触れる」という行為には注意が必要なのです。
しかし、圧倒的なパワーと慈愛の十一面観世音菩薩さまにお会いしたときに「衆生をお救いください・・・」と自然にこみ上げてきて、おみ足に少し触れさせていただきました。
「有り難い」気持ちで一杯になりました。
<京都奈良旅の記録(7)>につづく・・・