<ピストルスター>No.384

天の川銀河の中心方向へ25000光年、射手座に位置するピストルスターは、見つかっている宇宙で最も明るい恒星で超巨星(高光度青色変光星)です。

(しかし2004年に発見されたLBV1806-20に一番明るい星の座を譲ることになりましたが、この星は連星でまだよくわかっていないそうです)

「明るい」ということは「赤色」ではなく「青色」になりますが超巨星は赤色超巨星が多く青色の超巨星は少ないです。

地球からみえる見た目に一番明るい星はおおいぬ座のシリウスになりますが、宇宙に輝く恒星の中で一番明るい星ということになります。

見た目に明るい恒星には、太陽を筆頭にシリウス(おおいぬ座)、カノープス(りゅうこつ座)、アルクトゥルス(うしかい座)、ベガ(こと座)などがあります。

ピストルスターは、太陽の約160万倍の光度で半径は太陽の約300倍あります。

もし、ピストルスターが太陽の位置にあったとしたら火星の軌道付近まである大きさです。

誕生当時の質量は太陽の200倍以上、現在も太陽の27.5倍の質量があると考えられています。

しかし銀河の中心方向にあるため暗黒星雲などの星間物質が妨げになっていて地球からの目視は不可能で1990年にハッブル宇宙望遠鏡によって発見されました。

このような大質量星の寿命は短い・・・

ピストルスターは300万年前くらいに生れたものと考えられていて、100万年~300万年後には超新星爆発すると予想されています。

(参考:wikipedia

太陽の寿命が約100億年あると考えると、ピストルスターの寿命はとても短いです。

ものすごい勢いで輝いて散っていく星・・・

この宇宙で生れてそして転生していくのは星も同じ・・・

星も生き方があるのでしょう・・・