月食と日食は、黄道と白道の交点で起こります。
二つの軌道が重なったところなので2点あります。
西洋占星術ではノースノード(ドラゴンズヘッド)、サウスノード(ドラゴンズテール)と呼ばれ、インド占星術では、ケツゥ、ラーシと呼ばれています。
中国占星術では、計都星(けいとせい)、羅喉星(らごうせい)に由来があり、地球に生きる私たちには大きく影響があると考えられてきました。
日食なら、どちらかのノードに太陽と月が入ります。
月食なら、太陽と月が片方ずつのノードに入ることになります。
今回のスーパーブルーブラッドムーン(皆既月食)は月の方がノースノードに入って起こりました。
西洋占星術での意味に「ご縁の窓口」があります。
ノースノードは過去世からの良きご縁をもたらす窓であり、
サウスノードは過去世からの逆縁(さかえん)をカルマ昇華するご縁の窓になります。
逆縁といっても必ずしも悪縁とは限りません。
その人の人生に必要なご縁であることには違いないのです。
サウスノードには太陽がいますが、もともと太陽系の主人は「太陽」です。
今回の皆既月食はノースノードに月がいて、月とともに良縁の窓が開いて地球に降り注いだのです。
太陽が自ら太陽系の改革(カルマ昇華)を地球を通じて行っているように感じました。
そしてもちろん、キーを握るのは我々人類です。
地球と月との距離は、約35万7000Km~40万6000Kmに変化します。
スーパームーンとは最も近いところで起きる満月になります。
太陽の光を受けた最も近いところにいる満月をクリーニングするように私たちの地球が遮っていきました。
真っ赤になったお月さまは地球のカルマの投影のようです。
ノースノードに重なった満月が地球に良きご縁をもたらしてくれるので月的なことを心がけます。
月は女性性の代表であり、太陰の大神さまの代表です。
(太陽は男性性、太「陽」の大神さまの代表)
西洋占星術では、月は人や物事を育てること、育成を担っています。
タロットカードでは14番の「節制」(Temperance)になります。
また月は、性格分析をするときは「感情」の表し方などになり、感情そのものにも大きく影響を与えます。
良きご縁を呼び寄せるには、何かを育てようとすること、感情をコントロールすること、が特に大事になります。
東洋の歴では節分からが新しい年の始まりになります。
今年(2018年)は、2月4日からです。
そして本日、2月1日は、天赦日で一粒万倍日という特別な縁起の良い日になっています。
天赦日とは「百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日」(wikipediaより)とされていて立冬から立春までの甲子の日になります。
「甲子」(きのえね)は60干支の始まりであり、まさに昨日の皆既月食から新しい「時間」と「空間」になったようです。
余談ですが私は本日、新しいお財布を下ろそうと思っています(笑)
良きご縁は金運ももたらしますが、自分の中で自分のここを育てたいと思うこと、そして身近な人を見守ってその関係を育てることも心がけて行きたいと思います。
※写真は「もり鍼灸治療院」森雅隆さん提供です。
森さんには西洋占星術とタロットカードを教えました。
西洋占星術とタロットもできる鍼灸医さんです。
「もり鍼灸治療院」