<2018年伊勢への旅(1)>No.415

伊勢神宮8度目の旅に行ってまいりました。

まずは外宮からです。

外宮の鳥居は厳かでありながもいつも優しく迎えてくださいます。

雨から曇り予想のはずが、真夏のようなお天気に恵まれました。

私たちはそれぞれの内在神(一霊四魂)からハイヤーセルフ(陰陽の直霊の大神)を通じて天(御祖の大神)へと繋がっています。

同時にそれぞれの内在神(一霊四魂)からそれぞれの産土の大神を通じて地(地球の大神)へと繋がっています。

人間はまるで地球の細胞の1つ1つのようになっているのです。

そして天と地のどちらの方向も最終的には「宇宙の大いなる意志」へと繋がっています。

天・地・人、のカタチとなり、グラウンディングして生きているのです。

このカタチは肉体あってのことなので「今ここ」に生きていることがタマシイにとって貴重な体験になっているのです。

そして縁ある神さまと仏尊さま、そして高次のご先祖さまから私たちは肉体を持って生きている間、守護されています。

だいたい30代まで遡ると800年~1000年、約10億人のご先祖さま方がいます。

その中で人間を守護できるまで上がられたタマシイのご先祖さまが守護してくださっているのです。

でも何代前の何というお名前だった方なのかは当然、解りません。

産土神社や鎮守神社の御祭神から縁ある神さまのお名前を推測したり、家の宗派から縁ある仏尊さまのお名前を推測したりはある程度は出来ますが、実際に守護してくださっている神仏のお名前はなかなか正確には解りません。

また1柱、2柱の縁ある神仏のお名前が解ったところで、知らず知らずにたくさんの神仏の守護をいただいているので、全ての神仏のお名前を知ることは出来ません。

これこそが神仏の「陰徳」です。

人知れず名も知れず、「お働き」されているのです。

私たちも誰かのためになることを意図はしているけど行動はそっと行う場合があります。

良き行いをしている自分を知ってもらいたい、世の中に解ってもらいたいというのは当然あります。

ですがそんな心も通り越しての善行は、人間が神仏に近い「働き」をしているときなのです。

表にでない「徳」は「陰徳」となって天に積まれていきます。

自分のこととリンクさせながら神仏のことを学びはじめて10年以上が経ちました。

今回の主役は同行した友人なのですがいつも思うのは、

「神仏は一石二鳥ならず一石何鳥ものこと」をしてくださっているということです。

仕事をするときの基本は相手にとっても良いし、自分にとっても良いことで双方に利益があることです。

そこに世の中にとっても良いことかどうかが加わると、相手、自分、世の中の三方向に良い理想形になります。

これは難しいようですが実はそうでもないことなのです。

相手と自分も世の中の一員なので、相手と自分の働きは世の中にも影響しています。

そこを意識できるかどうかで変わっていきますが、世の中の定義にはさまざまな大きさがあります。

相手と自分を含む世の中・・・

世の中とは、所属する組織や会社、地域、日本、人類、地球、太陽系、天の川銀河、大宇宙へと連なっています。

地球でお働きされている神仏もより大きく成長なさっていきます。

神仏界にも高次の神仏界があって、生きとし生けるもの全ては宇宙法則の「成長」(進化)の中に生きています。

私たちの神仏への知識もあるかないかで繋がり方が変わります。

人間も自分を知っている人と知らない人、また深く知っている人とそうでもない人で対応が違いますよね、

度会神道(わたらいしんとう、別名:伊勢神道)では、外宮の御祭神は豊受大御神さまですが天之御中主大神さまと国常立大神さまに同一視しています。

天之御中主大神さまは造化三神の中で中心的な神さまであり国常立大神さまは地球の大神さまです。

神仏は、地球上に分身がたくさんいらっしゃいます。

日本の主要なお山の多くには、たいてい国常立大神さまがいらして地球の大神としてのお働きをされています。

伊勢一帯に、外宮におわす国常立大神さまが地球神としてのお働きをされています。

先に述べたように、私たちそれぞれの内在神(一霊四魂)は、それぞれの産土の大神を通じて地(地球の大神)へと繋がっていますので、外宮におわす地球の大神である国常立大神(くにとこたちのおおかみ)さまを意識して地球と繋がっているイメージをしてみます。

そして江戸時代、黒住教(神道系)の開祖、黒住宗忠さまが親孝行のように神孝行をどうしたら出来るのかと思い悩んだ答えが「神のご開運を祈る」でした。

人間の「祈り」の力は私たちが思っている以上に強いものです。

私たちがご開運を祈ることで神さまや仏尊さまが少しでも元気になってくださるのでしたら、とても嬉しいことと思いませんか、

まずは外宮正宮を参拝し、ご開運を祈らせていただきました。

<2018年伊勢への旅(2)>No.416につづく・・・