伊勢神宮には、内宮外宮に神さまに仕える神馬がいます。
3年前(2015年)に訪れたときには外宮神馬、恵智号に会えました。
ちょうど菊の御紋の衣をつけて厩舎に帰るところでした。
空勇号は内宮の神馬、2006年3月26日生まれ
恵智号は外宮の神馬、1993年3月26日生まれ
共に白馬です。
空勇号はこのときすでに22歳でした。
内宮には月に数度しかいないようです。
内宮近くを友人とふらふら散歩していたら「神馬お休み処」を見つけました。
木々の囲いの外から覗いてみると(笑)、空勇号がいました。
今回は内宮の神馬、草新号に会えました。
白馬ではないですがその気品と美しく優しいお顔立ちにしばし見とれてしまいました。
私たちに静かに微笑んでくれているようです。
調べてみると今年になって空勇号は25歳で亡くなっていました。
皇室より贈られて新たに神馬になったのが鹿毛アングロアラブ種の草新号でした。
他に内宮に国春号1988年生まれ、外宮に草音号2001年生まれ、全部で4頭の神馬がいるようです。
動物は霊的な能力が人間よりあるのではと思うことがあります。
昔飼っていた犬があるとき、じっと何もないところを見ていました。
そこに彼にしか解らない何かが居て、見えているのだろうと思います。
またあるときは、散歩中は絶対に人に吠えない犬なのに、ただすれ違っただけの見も知らない人に、気が狂ったように吠えまくりました。
私の知らないところで何か嫌なことをされていたのか解りませんが、彼にしか解らない霊的な理由があったのかもしれません。
四足の動物は人間に近いのですが霊的には進化中で内在神はありますがまだ直霊しかなく四魂がありません。
彼らは人間のように深く思考する生命体を目指しているのです。
それはいつか私たちが神仏のレベルに進化していく過程に似ています。
「個」としてのタマシイの寿命は数万年~数百万年なので、
(過去のブログ参照)
https://nakagawaayuki.com/?p=3816
https://nakagawaayuki.com/?p=2998
その後かつて私たちだったタマシイがどんなふうにこの大宇宙に存在していけるのかは計り知れません。
人間の寿命は100年足らずですが、数万年は個としての前世(他の星での転生もあるでしょう)を持って生きてからの段階であることだけは確かです。
神社にお参りするときに、タイミングよく鳥が鳴いたりすることがありますよね、
または何処からともなく猫が現れて案内するように先導したり鳥たちが舞い降りたり、それは動物を通じて神さまが歓迎の挨拶をしてくださっているのです。
神馬になられたお馬さんは特別な「働き」をされるわけですから、それに応じた守護と後押しを神さまよりいただいています。
神馬ともなれば、何をするべきかは心得ているのではないでしょうか、
参拝者に静かに微笑んでくれる仕草が神馬ならではの働きに思えました。
草新号は霊的な進化に類稀な「神馬」という経験をしているタマシイなのです。
<2018年伊勢の旅(5)>No.419につづく・・・