<少女漫画>No.3

少年少女、社会人向けなど漫画もいろいろである。都下某パ○コ店内で「占い師」として活動し始めの頃は、暇なので漫画を席でこっそり読んでいた。少女漫画を振り返ってみると、小学生時代の「週間少女フレンド」(講談社)がある。当時の連載、細川智栄子先生(1929年生まれ星座不明)の「あこがれ」(1968年〜)は、今や何児かの母である堀ちえみさんの主演で「花嫁衣裳は誰が着る」のタイトルでドラマ化(1986年)もされた。

「あこがれ」は現在の韓流ドラマの原点ではないだろうか…。(でもごめんなさい。韓流はほとんど観ません。)ありえないような悲劇や奇跡が次から次へと起こり、薄幸の美少女は、最後にイケメン人気スターとの玉の輿結婚とデザイナーとしての社会的成功を手に入れる。主人公「千穂ちゃんはどんなに苛められても陥れられても、ヒネくれないし、誰も憎まない。そして希望を捨てない。」その姿に9歳の私はえらく感動した。「キューリー夫人」の伝記を読んでもここまでは感動できなかったのに、漫画とは解り易くて偉大である。

この千穂ちゃんの生きる姿勢は、人生いくつになっても問われる純粋な真に強い生き方で常に謙虚さを忘れない大事なことであり、これができれば怖いものなどなにもない。だから、千穂ちゃんはありえないほどの幸せを手に入れられたのだろう。(これ現実の話…)

中学生になって、里中満智子先生(1948年水瓶座生まれ)の漫画(作品名は忘れてしまった)で、ベトナム戦争の実体を知った。里中先生は水瓶座なので社会風刺が上手い。漫画は世事を、テレビ報道や新聞とは違う側面から知ることができる。それは今日も「ゴルゴ13」の愛好家である由縁となっている。(ゴルゴ様に関してはまた後ほど詳しく…)

少女漫画に話を戻すと、高口里純先生(1957年天秤座生まれ)の「花のあすか組」(1985年〜1995年)には、「生きることが、いかに重く、そして痛快なことか」が描かれている。映画化もされており、お馴染みの方も多いだろう。登場人物の星座が設定されているが「あすか」と「ミコ」は不明である。高口先生が天秤座なので「あすか」も天秤座か天秤座の裏返りで対中の牡羊座(天秤座とは似て非なるものであり陰陽関係になる。)であろうと思われる。私を感動させた「あすか」の銘台詞を一つ。

生きるとは、「ただ命、燃やすだけさ…」だと、カッコイイのぉ!
そう、「ただ…」がいい。「ただ、命を燃やす」こんな生き方、なかなか実感できない。