<月 Moon>

月は地球の衛星であり、約28日かけて地球の周りを1周する。私たちは身近にその存在や変化を感じることができる。憂愁の満月や美しい弧を描く三日月、月のない夜は本当に暗いものだ。月の変化はその人物の「感情」と「本能」に応ずる。西洋占星学の10天体のうち一番小さくて質量もないのに、一番地球に近くその引力の影響は多大である。月が満ち欠けするように私達の気分も躁から鬱へと知らず知らずに移り変わる。本能的な欲求や嗜好も月の影響による。月のあるサイン(星座)の性質は太陽の次に影響力があるものとし、3割程度の性格を占める。月は母親からの影響や男性なら「妻」に深く関わる。本能の働きが一番強く母親の影響下にある0才〜7才くらいまでが月の年齢域になる。しかし月の裏側は観測例が少なく不明なことが多いように、私達の本能の力にも隠れた要素があり、意味不明な理不尽なことも有している。それはある種のテレパシーや第六感に通じる力である。月は蟹座の守護星(ruler)である。蟹座は感受性が豊かで本能ですべてを知っている。生活に密着した流行や役に立つ情報に目ざとく大衆の流れを作り出す。母性的な力も強く愛するものを庇護する。蟹座に月があるとさらに鋭敏なアンテナを授かり、高揚(exaltation)する牡牛座の月は、気分の変化が少なく感情が安定するので温厚な人柄になる。

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