今日の占い(命、相、卦)としては、大きく分けて東洋系と西洋系がある。

東西どちらも、占いの本来の目的とは、己を知り、己の運命(過去、現在、未来)を知り、今世でのあり方を知り、全うすることにある、と解釈してきた。

東洋系と思われるものをあげてみると、気学、四柱推命、算命学、周易、断易、鬼門遁甲、六神壬課、梅花心易、六爻占術、風水、宿曜、紫微斗数、神綾学、家相、人相、手相、などがある。東洋系の占いの代表的なものは、五行(木、火、土、金、水)を通じて「地球」を観点とし、「人」も自然の一部でその運命も森羅万象のごとくと捉える。

西洋系の占いの代表的なものに、西洋占星学、タロットカード、カバラ数秘術などがある。西洋占星学は、主に「人」が観点である。太陽系の天体を象徴に使って、天体の影響が与える「人」の運勢や気質、心理の分析を得意とする。「人」を小宇宙に見立て、「個」が引き寄せ、引き起こすあらゆる事象を運命として捉える。

「地球」を観点に持つ東洋系占いには、土地との関係や「地球」の気の経絡である方位を得意とし開運方法も数多くある。しかし「人」を観点に持つ西洋系占いは、人間関係の複雑な心理分析には大いに役立つが開運方法には乏しい。外側からの影響が大きく、風水や方位取りなど外側を変えることで、開運を可能とする東洋系占いに比べて、己の内側を知って、内側を変えていこうとする西洋系占いには、現時点での私の経験では、簡単な開運方法は存在しない。

また、東洋的発想の外側からの「運命」と、西洋的発想の内側からの「運命」は、そのまま「宇宙」という言葉に置き換えられる。現在の宇宙論で論じられる遠く何億光年も離れているとするマクロ的な世界と人の内に広がるミクロ的な世界は、同じ「宇宙」である。人の肉体の細胞の1つ1つも宇宙そのものであり、運命を握っているのである。

「運命」とはどこまでが決まっていてどこからが変更可能なのか?「人」の自らの意志において運命変更を可能にするには、どうすればありえるのだろうか?

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